往年の名作大河ドラマ太平記レビュー!第10回「帝の挙兵」の感想

太平記
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往年の名作「太平記」の第10回「帝の挙兵」です。

 

帝(片岡孝夫さん)の倒幕の動きが鎌倉に漏れ、幕府軍によって帝の側近が次々と検挙されていきます。その中には、あの日野俊基もいました。

日野俊基(榎木孝明さん)は斬首の刑に処せられます。

 

長崎円喜(フランキー堺さん)の勢いは増し、佐々木半官(陣内孝則さん)も長崎円喜に命を狙われ、高氏に助けを求めます。

 

帝にも幕府軍が迫っていて、帝は動座せざるを得ない状況に。

20数名の供の人たちと途中で加わったわずかな僧兵だけで、笠置山に立てこもることに。

 

そんな中、高氏(真田広之さん)の父・足利貞氏(緒形拳さん)が息を引き取ります。

 

という回でした。

 

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往年の名作大河ドラマ「太平記」レビュー!第10回「帝の挙兵」の感想

足利高氏

ここまで、いろいろやらかしている?高氏さんですが、性格は良いと思います。

 

今回の佐々木判官を助けたあたりなんかは、その性格の良さが現れていたのではないでしょうか。

 

「前に助けてもらってるから」ということで、佐々木判官を助けました。

確かに2回ほど佐々木判官に助けてもらってます。

 

しかし、妻・登子やその親族の目の前で、藤夜叉のことをバラされそうになったりしてました。佐々木判官には嫌な想いもさせられていたはず。

 

でも、そんな恨み言はおくびにも出さず、快く判官を助けるあたりは、イケメンでしたね。

 

もし、判官を助けたことで、トラブルになったとしても恨み言は言わないと思います。

 

性格がひねくれていないというか、こういう人柄がが後々に人望を集めていくのかもしれないなと思いました。

 

登子や藤夜叉など、女性にモテるのもわかる気がします。笑

 

高師直

高氏が家督を継いだ先回くらいから、柄本明さん演じる高師直が登場してきました。

 

太平記の頃の柄本明さんは、息子さんで俳優の柄本佑さんに似ているなーと思って見てました。やっぱり親子ですな。笑

 

日野俊基の斬首が決まって、「もう1度日野俊基に会って想いを聞きたい」という言う高氏。

これが、一色右馬介だったら、何とか手を尽くして会えるように取り計らいそうです。

 

しかし、高師直は、

「日野様は所詮は公家」

「雲の家の殿上人に殿のお心がわかりましょうか?」

「公家は公家」「武家は武家」

主君・高氏の想いをバッサリ切り捨てます。

 

この一切、私情を挟まない感じ、今後のストーリーにどう絡んでくるのか楽しみです。

 

高氏が結構、感情に支配される人なので、側近にはこれくらいの人が付いていたほうがちょうど良いのかも、と思いました。

 

師直は、登子さんには、

「何年も一緒にいるけど、未だに初めて会う心地がするときがある」

と評されています。汗

 

忠実な側近なんでしょうけど、物言いとかで損しちゃうタイプですね。

 

帝、御動座

幕府軍がついには、帝まで捕えようとしていました。

 

帝は比叡山の皇子たちと合流し、挙兵しようとします。しかし、比叡山へ向かう道にはすでに幕府軍が…。

 

周辺の宗教勢力もすでに北条方についていました。

帝はあちこち放浪することに…。

 

あの帝がわずか数名の供回りで各地を彷徨わなきゃいけないのは、見ていて切ないですね。

 

そんな放浪のさなか、「おもいがけず紅葉が見れた」という歌を詠んでいるので、なかなかたくましいお方なのだと思います。

 

それにしても、片岡孝夫さんの後醍醐天皇は高貴なオーラがすごいですね。

 

貞氏の逝く

貞氏がお亡くなりになってしまいました。

 

高氏が今後、北条を討ち果たすという足利家積年の想いを果たすことになるわけですが、それを目の当たりにすることなく、亡くなったのは切ないですね。

 

主人公の理想の父親キャラというか、静かな佇まいの中にも威厳と熱い想いを持った人物でした。それだけでなく、たまに見せてくれるお茶目な姿も良かったです。緒形拳さんの演技が素晴らしかったです。

 

個人的には、もう少し貞氏を見ていたかったです。

 

最後に

いよいよ、動乱の幕開けという感じで、これからますます目が離せないですね。

 

次回は、いよいよ楠木正成が動くようです。

 

高氏は大きな存在であった父を失い、どういう選択をし、足利家をどうまとめていくのかでしょうか。

今後の展開も楽しみです。

 

本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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