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大河ドラマ太平記の第39回「顕家散る」の感想です。
京の足利尊氏(真田広之さん)の元へ、一人の青年がやってきます。
その青年は、あの不知哉丸(筒井道隆さん)でした。
尊氏に対し、「武士に取り立ててほしい」と懇願する不知哉丸。
しかし、尊氏は亡き藤夜叉(宮沢りえさん)の「平穏に生きてほしい」という想いをくみ取り、不知哉丸に寺へ帰るよう言い、願いを突っぱねます。
そんな中、北畠顕家(後藤久美子さん)は奥州から攻め上り、関東の足利軍を蹴散らし続けていました。
大河ドラマ太平記第39回「顕家散る」の感想
2組の父子
足利尊氏と不知哉丸
不知哉丸が大人になって登場です。
演じているのは、筒井道隆さん。お若い…。
不知哉丸は「武士になりたい」とやってきます。
不知哉丸って、子どもの頃からわりと気性が荒い印象があります。
やはり、育ての父親が石だから。笑
尊氏は亡き藤夜叉のことを想い、不知哉丸の願いをばっさり切り捨てます。
そこで、不知哉丸は「わたしの父上ではありませぬか?」とずばり確信をつきます。
尊氏の子であれば、それだけで一軍の将になる大義名分となってしまいます。
尊氏は父と名乗りたい気持ちをこらえて、「わしはそなたの父ではない」と追い返します。
これは、互いに切ないですね。
北畠親房と北畠顕家
破竹の勢いで攻め上る顕家。そのままの勢いで京には入らず、父・親房の元へと行きます。
親房のところへ来た理由が
「無性に父上に会いたくて」
「疲れましてございまする」
神童と呼ばれた顕家も人の子だったんだなと思うと、涙が…。
確か、まだ20歳そこそこくらいでしょうか。
その若さで、奥州から大軍の指揮を執ってきたわけで、おそらく相当なプレッシャーの中で戦ってきたと想像できます。
そりゃ、お父さんにも会いたくなると思いますよ。
実際の顕家も真っ直ぐ京へは入らず、こういう進路を取ったそうで、戦術的には失策とも言われています。
大河ドラマ太平記は、その進路変更の理由を父子のストーリーに落とし込んでいます。
そんあ顕家に対し、親房は
「見苦しいぞ」
「その涙、かまえて武士どもに見せるでない」
と突っぱねます。
厳しい言葉の中にも、どこか父としても想いも感じられる、近藤正臣さんの名演が光ります。
親房の想い
顕家の最期が親房に伝えられます。
家臣の前では、平静を装っていますが、1人になった途端、うろたえ始めます。
化粧が落ち、黒い涙を流しながら、悲しみに打ちひしがれる姿は、何とも言えません。
ここも、近藤正臣さんの名演が光ります。
さいごに
北畠と足利の戦を、足利尊氏、北畠顕家の父子ストーリーを主軸として、描かれていた回でした。
次回はいよいよ、新田義貞が退場するようです…。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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