どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!
2020年大河ドラマ「麒麟がくる」。この記事を書いている段階で第3回の放送が終わっています。
ここまで、本木雅弘さん演じる「斎藤道三」がとても印象深いです。
主君である土岐頼純を暗殺したり、土岐頼芸とのやりとり「操り人形には毒は盛りません」発言も怖かったです。
どのようにしてあの斎藤道三という人物になったのか、麒麟がくるでは描かれない道三の前半生に注目してみました。
そして「美濃の蝮(マムシ)」と言われる理由にも注目してみました。
麒麟がくるで注目!斎藤道三の謎の前半生とは?なぜマムシなの?
麒麟がくるでは描かれない前半生
僧侶から油売りへ
斎藤道三はもともとは武家の家系ではあったようですが、11歳頃に寺に入り、僧侶となっています。
その後、還俗(一般社会に戻る)し、油商人になり油を売っていました。
ただ油を売るのではなく、パフォーマンスをして油を売っていました。
そのパフォーマンスというのが、油を注ぐとき一文銭(5円玉のように穴の開いたお金)の穴を通して注ぎますというもの。もし、油がこぼれたり、お金にあたったりしたら、お代はいただきませんというものでした。
なかなか、評判になっていたようです。
「もしこぼしたりしたら、お金はいりません」と言われると購買意欲がそそられますね(笑)
なかなかのパフォーマーだったんですね。
土岐政頼追放
その後、美濃の守護土岐家の家臣・長井長弘に仕えることとなります。
その時の土岐家は家督争いのまっただ中でした。兄の土岐政頼と弟の土岐頼芸(麒麟がくるで尾美としのりさんが演じています)が、守護の座を巡って争っていたんですね。
土岐家は源氏の血筋なんですが、源氏は身内同士の争いが絶えないイメージです(汗)
この頃、頼芸側にいた道三は、策を講じ、政頼を追放してしまいます(汗)こうして、頼芸の守護就任に貢献します。
このあたりまでの出来事は、近年では道三だけではなく、道三の父と道三の親子2代で成し遂げたとも言われているようです。
長井長弘の殺害
土岐頼芸を守護に就任させることに成功した道三でしたが、結局、ナンバー2として実権を握っていたのは、長井長弘でした。
道三は、職務怠慢を理由に長井長弘を殺害してしまいます(汗)
詳細はわかりませんが、自分がのし上がっていくのに、邪魔になってしまったんでしょうかね(汗)
この長井さんというのは、道三を召し抱えた直属の上司みたいな存在だと思います。その人を殺害してしまうとは、まさに絵に描いたような下克上です(汗)
この長井氏の殺害でさらに、権力を掌握していきます。
土岐頼芸の追放
今度は道三は、土岐頼芸の弟・土岐頼満を毒殺してしまいます(汗)
このことがきっかけで、斎藤道三と土岐頼芸は対立することになります。
しかし、結局は土岐頼芸を追放し、美濃一国を手中に収めることになりました。
なぜマムシと言われるのか?
マムシは爬虫類なのですが、卵は産まず、子ヘビの姿で生まれてきます。
母ヘビの体内から子ヘビが生れてくる様が、「マムシは親の腹を食い破って生れてくる」ように見え、そのように言い伝えられていたようです。
母親の腹を食い破って生れてくるマムシこそが、主君を暗殺したり追放したりして、美濃の国を手に入れた道三という下克上の権化にふさわしいとされたようです。
子に食われたのは道三のほうだった?
道三は、嫡男・斎藤義龍に謀反を起こされ、長良川の戦いという戦にまで発展します。
戦の混乱の中、道三は討ち取られてしまいます。
まさにマムシのように我が子に食われてしまったことになります(汗)
なんとも皮肉な最期だと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一介の油売りから、主君の追放や暗殺を繰り返し、一国の主にまで上りつめた道三。
まさに戦国の下克上を体現していた武将であると思います。
こういったやり方では、なかなか人心を掌握していくのは困難なのではないかと感じました。
恨みを持っていた人も多いのではないかと思います。
実際、長良川の戦いの時に、道三方に味方した旧土岐家家臣団はあまりいなかったようです。
本日はここまで。最後まで、お読みいただきありがとうございます!
【斎藤高政(義龍)が父利政(道三)に謀反を起こした理由はこちら↓↓】
コメント