本能寺の変はなぜ起きた? 明智光秀の動機を考察します。

麒麟がくる
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どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」では明智光秀が主人公ですよね。

光秀=本能寺の変、本能寺の変=光秀と、切っても切り離せない関係です。

 

麒麟がくるでもこの本能寺の変がドラマの中で最大の盛り上がりとなるエピソードだと思います。

 

おそらく本能寺の変は、あまり歴史に詳しくなくても知っている人が多いのではないかと思います。

 

これだけ、有名な出来事に関わらず、今でも真相というのははっきりしておらず、日本史史上最大のミステリーとも呼ばれ、様々な説が言われています。

 

というわけで、今回は、本能寺の変の明智光秀の動機について、わたし個人が思う見解について書いてみようと思います。

※わたし個人は、専門的に歴史を学んだことはなく、大河ドラマ、歴史が好きな一般人の見解ということをご承知おきください。

 

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本能寺の変の明智光秀の動機について

家康暗殺の陰謀はあったのか?

本能寺の変のきっかけを作った出来事として、この家康暗殺説」がその1つとしてあげられています。

 

これは、信長が家康を暗殺するために呼び出し、信長自身はわずかな供回りで家康を油断させて、討ち取るというもののようです。その暗殺実行を命じられたのが光秀ということのようです。光秀がこれを逆手に取り、わずかな供回りしかいない信長を襲撃し、本能寺の変が起こるという流れです。

 

これは、大河ドラマでは17年の「おんな城主直虎」がこの説を取っていました。当時は斬新だなと思いながら見ていましたが、

最初は「そんなわけないだろー」と思っていたんですが、この説をとると状況がすっきり整理できることに気づき、やっぱり家康暗殺計画はあったんだなあと最近まで思っていました。

 

・家康が京に来たときを狙ったかのように本能寺の変が起きている

・光秀が大軍をひきいて本能寺に向かっても信長方が不審に思わなかったこと

・後年、家康は謀反人である光秀に対して、決して悪い感情は抱いていなかったこと(光秀の重臣斉藤利三の娘・春日局を家光の乳母にしているetc)

あたりが、すごくしっくりきたんですね。家康公は光秀に助けてもらったと考えていたのかなーなんて思いを巡らせたりしました。

 

信長の家康暗殺の動機は?

そこで、大事になってくるのが信長の動機です。なぜ、家康を亡き者にしたかったのか…。

個人的な見解としては「ありませんでした」。

 

長篠合戦で武田氏に勝利したとは言え、まだ天下統一の道半ばですし、家康との共闘体制はまだまだ必要であったと思います。

また、あの時点での家康は信長にとっては脅威ではなかったと思うので、このタイミングで家康をだまし討ちにするメリットがないように思いました。

 

ただ麒麟がくるでは、家康暗殺説は採用してくるような気がします。ドラマ的にはその方が盛り上がると思いますし。直虎の前例もありますし。

 

家康暗殺を命じられ、葛藤する光秀が描かれるのではないかなと。葛藤する長谷川博己さんが見たいという個人的な趣味?は置いておいて(笑)、他の動機と絡ませながらというところでしょうか。

 

黒幕はいたのか?信長との関係性や動機は?

単独犯

数多くの黒幕説がささやかれていますよね。どれも魅力的ではありますが、わたしとしては、単独犯だったんではないかなと思いました。

 

これは後の歴史の流れを見ての結果論になってしまうんですが、事前に根回しをしていたようには思えないんですね。

 

形勢が悪くなった関係者が証拠隠滅を図った可能性も捨てきれませんが…。

 

先のことまでは考え及ばず、とにかく信長を消せればいい!という感じだったのではないかと感じます。

 

信長の人物像と光秀との関係性

信長の人物像

光秀の謀反の動機を考えるにあたり、信長の人物像と関係性が鍵になるのではと思います。

 

信長を評する言葉として「合理的」「革新的」なんていうことが言われるかと思います。

「地球が丸いことをすぐ理解した」という逸話もあり、本場?ヨーロッパでもかなり揉めた理論をすぐに理解できたというのは相当頭が柔らかく、同時代の日本人とは全く違う思考回路だったのではないかと思います。

 

何もとらわれないフラットな感覚の持ち主であったと思います。外国のものであろうが、日本のものであろうが良い物は取り入れていたと思います。

 

現代でいうところの数字やデータを重視し、感情論に振り回されることはないそんな人物像が見えてきます。

 

信長が神になろうとしたという話もありますが、わたし自身は、実際どうだったのかは正直わかりません。

 

信長自身は、信仰というものに全く必要性を感じていなかったと思います。

信じられるのは己のみだったんではないかなと思います。

そういった姿勢が周りから見ると、神になろうとしていると思われたのかもしれません。

キリスト教の布教を保護し、海外にも強い関心を示していたようですが、当の信長はキリスト教自体には全く関心を持っていませんからね(汗)

 

光秀との関係性

通説では、信長からパワハラを受けていて、じっと耐えてきましたが、結局爆発!!みたいな感じだと思います。

 

個人的には信長と光秀の関係性はそこまで悪くないのではないかと思っています。少なくとも信長側は…。

 

光秀自身が中途採用でありながら、秀吉並の出世を遂げています。織田家中で最初に城持ちとなったのは光秀だったようです。

光秀自身の能力が高く、有能な人物であったことがうかがえます秀吉とはタイプの違うキレ者だったと思います。

 

信長は中央である近畿方面を光秀に任せているところからも、能力もあり、信長からの信頼も厚かったと思います。

 

これは現代人的な感覚かもしれませんが、

完全で実力主義で感情には一切振り回されない上司の元で働くのは、個人的にはかなりきついと思うんですね.感情面での配慮がないですし、結果を出さなければいつ切られるかわからない。

 

秀吉みたいな仕事大好きそうで(笑)、陽気な感じの人はなんとか上手く立ち回るんでしょうけど、真面目なタイプの人は本人の知らないうちにかなり心労が重なっていくのかなと思いました。

 

光秀の動機とは?

人が謀反やクーデターを起こす理由として主に次の3つがあるのではないかと思います。

①権力を奪いたい(自分が信長に代わり天下に号令をかけたい)

②国の行く末のために(信長がこのまま天下人にはなっては大変)

③個人的な恨みを晴らしたい(信長許せない、一矢報いたい)

 

わたし、個人の見解としては②、③かなと思います。

 

①場合は、謀反後にどのうように政権を奪い、自分のものにしていくか、確実に成功できる計画がないと意味がないと思うので、そういった点から①はないのかなと思います。

先ほど書きましたが、綿密な計画を立てていたり、事前に根回しを行ったいた様子が感じられないですね。何か誤算があった可能性もあるかもしれませんが…。

 

「天下人信長」への不安

もし、本能寺の変がなく、信長が長生きしていたら、日本は国際化が急速に進んでいたのではないかと個人的に思っています。極端な話、多民族国家になっていたかもなんて考えることもありました(笑)

信長がキリスト教の布教を許可し、かなりの勢いで広まっていったと思いますし、大名が入信したりもしていましたので、そういった状況に少なからず不安を覚えた可能性はあります。あくまでこれだけでは理由としては弱いので、数ある理由の中の1つとしてあったのかなという感じです。

 

これはわたし個人の想像ですが、フラットな感覚の信長は国家の統治体制も従来の日本のやり方にとらわれず、何か新しい体制を考えていた可能性は高いのかなと思います。

 

天皇家や朝廷をないがしろにするつもりが信長にはなかったとしても、他の人には信長の考えというのが理解できず、先行きを不安視されていた可能性は高いのかなと思っています。

 

信長があまりにも何にもとらわれず革新的な性格であったため、このままでは従来の国の姿が大きく変わり、どうなってしまうのかわからない。信長をこのままにさせておいて良いのだろうかという思いが光秀の片隅にはあったのかなと思います。

 

恨みや考え方の相違

言われている状況だけから考えていくと、計画性はなく、ずっと心の中では葛藤はしていて偶然タイミングに恵まれたから、行動したというように思えるんですよね。

 

四国の攻めの急な方針転換により、光秀の努力や面目が丸つぶれになったという話もありますし、光秀自身が家臣を大事にする武将という話も聞きますので、感情論を必要としない信長の合理的すぎるやり方がもう限界だったのかもしれないなと個人的には思いました。

 

最後に(個人的見解及び麒麟がくるでの描かれ方)

個人的な見解としては、まとめると

「天下人信長への不安」+「もう信長にはついていけなくなった」

という感じかなと思っています。

 

麒麟が来るでは

「家康暗殺を阻止したい」+「国の未来のために自分が捨て石になる」

みたいな感じになるのかなあと予想しています。

 

やはり実際のところは光秀本人に聞かないとわからないという感じですね(笑)

真相がはっきりしていないため、数多くの説が言われています。

 

本能寺の変は日本の歴史を変えたターニングポイントであることは間違いないと思いますので、多くの人が自分なりの仮説を考えたくなるのかなあと思っています。

 

本日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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