往年の名作大河ドラマ太平記レビュー!第27回「公家か武家か」の感想

太平記
RonaldPlett / Pixabay

どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!

 

往年の名作大河ドラマ太平記の第27回「公家か武家か」の感想です。

 

幕府を否定し、天皇が公家を率いて政を行う「公家一統」の世を目指していた後醍醐帝(片岡孝夫さん)。

戦の恩賞は公家に厚く、武家に薄かった。

後醍醐帝が、北畠顕家(後藤久美子さん)を奥州鎮圧の将軍として差し向けたことは。奥州の軍事を武家から公家へと渡すものであった。

このことは、武家の不満を一層高めることに…。

 

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往年の名作大河ドラマ太平記レビュー!第27回「公家か武家か」の感想

まとまらない…

足利直義は、帝の人事に不満をぶちまけます。

足利尊氏は気にしないよう、都の再建に集中しようとします。

 

主だった武家を集めて、都を復興のための会議を開く尊氏。

会議の面々は、護良親王派の新田義貞、阿野廉子派閥の名和長年や元北条一門など。

どう考えてもまとまらなそうなメンツです。汗

 

案の定、会議どころか、出席者はご新政やそれぞれへの不満をぶちまけ、乱闘状態?に。

 

あまりのまとまらなさにショックな尊氏。もう尊氏の目がウルウルしています。

 

違う立場は理解できない…

皆が帰った後、尊氏は

「なぜ、帝は北畠を奥州に…」

「戦は武家に任せれば良いのに…」

と不満をぽつり。

 

それに対し、高師直は、

「帝は雲の上のお方。そのようなお方に武家の心はわかりませぬ」

まさにこの発言が的を得ているなと思いました。

 

さすが、師直、するどいぞ。

 

現代でも、わかっているようで、実際にその立場にならないと理解できないことっていっぱいあると思います。

 

師直の発言、深かったです。

 

隠し子の存在が公に…

何気にこれが今回のメインでした。

 

高熱を出し、帰れなくなった不知哉丸(いざやまる)は、足利直義邸で看病されていました。

 

直義と母・清子さんは、この子がまだ尊氏とのことは知りません。

 

ただ、清子さんは尊氏の父・貞氏さんから尊氏に隠し子がいるということは聞かされていました。

清子さんは看病中の子どもの母親の名が「藤夜叉」で猿楽舞にいたという情報から、ピンときます。

 

そんな中、直義邸で不知哉丸と尊氏が鉢合わせします。

遂に、不知哉丸の存在が直義にも知られることとなりました。

 

不知哉丸が直義に気に入られ、かわいがられていたのは大きな伏線になるかと思います。

 

不知哉丸は、尊氏の血を引いていることにより、完全な庶民としては生きられないだろうなと思います。

 

藤夜叉

不知哉丸を迎えに来た藤夜叉と久々に対面する尊氏。

 

藤夜叉は尊氏に、

「御殿がお治めになれば、この都は美しい都になると思うております」

「戦のない良き世をお作りになるとそう思うております」

と言います。

 

これを言っているときの藤夜叉を演じる宮沢りえさんの美しさに見惚れ、引き込まれてしまいました。

 

宮沢りえさんってこの頃は「アイドル枠」だったかと思いますが、今見返すと、すでに大女優の片鱗が見え隠れしていたんだな、と思いました。

 

藤夜叉って、登場間もない頃は、不思議ちゃん系?というか、かなり幼いの感じのキャラだったと思います。

 

気がついたら、すっかり母らしくなり、しっかりした大人の女性に成長したなと思い、感慨深いものがありましたね。

 

さいごに

藤夜叉の言葉が響いたのか、よりやる気スイッチの入った尊氏。

 

より良い世を作るため、公家支配のご新政に真っ向から対立していくことになります。

 

本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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