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太平記の第43回「足利家の内紛」の感想です。
母・清子の死から5年。
母の遺言虚しく、幕府は、直義(高嶋政伸さん)を中心とする一派と高師直(柄本明さん)を中心とする一派の対立が激化していた。
この幕府の内部争いに乗じ、南朝方は各地で兵を挙げ、再び動乱の日々が始まっていた…。
大河ドラマ太平記 第43回「足利家の内紛」の感想
焦る直冬
尊氏は亡き藤夜叉の想いを尊重し、直冬を戦に出そうとはしません。
そんな亡き母の想いが伝わらない直冬は、早く初陣を飾りたくて焦ります。
直冬の想いの根底には、「自分の実の父は将軍」という想いがあり、存在感を示したいという想いが強いと思います。
そして、実父・尊氏の実の子として認めてもらいたいという気持ちが直冬を突き動かしているように思います。
直義のスタンドプレー
弓の稽古に励む直冬。
直冬「的の向こうに師直がおると思えば、面白いように当たりまする」
もう、そこまでこじれているんですね…。
仕事(戦)では結果を出していることを良いことに、好き勝手に振る舞う師直に対し、はらわたが煮えくりかえる真面目な直義一派。
何とか直冬に功績をあげさせ、存在感を示したいと考えます。
しかし、直冬の出陣は尊氏が許しません。
そこで、尊氏を飛び越え、上皇から「吉野討伐の院宣」を直義に出してもらい、直冬を総大将として兵を出すことを思いつきます。
同じ家中でここまで策を巡らさないといけない状況って、だいぶヤバいですよね…。
上皇から直義に院宣が出たことを知った尊氏は、イライラしながら庭の水まきをします。
本作の尊氏は、イライラするといつも庭の水まきをしている印象。笑
尊氏のスタンドプレーにより、師直も失脚
尊氏と北畠親房との超極秘対面がありました。
尊氏「幕府を認めてくれたら、吉野の朝廷を都に戻してもいいよ」
親房「幕府を認めるなら、最初から戦なんてしていない」
と交渉は決裂。
親房の言葉が重い…。
この極秘会談が直義に知られることになり、直義ぶち切れ。
直義「上皇(北朝の)から院宣を賜ってからが足利の天下のはじまり」
現在の朝廷を廃して吉野の朝廷を認めることは、「自らを否定するようなもの」
と尊氏に訴えます。
直義の言うことって、1つ1つ筋が通ってるんだよな-。
尊氏のスタンドプレーをこれ以上責めない代わりに直義は「高師直の執事解任」という要求を尊氏に突きつけます。
尊氏とは手を携えたい。しかし、「師直こそ獅子身中の虫。除かねばなりません!」
かなりの気迫で直義は訴えます。
高嶋政伸さんの演技が素晴らしいです。
尊氏は要求を飲みます。
納得がいかないのが師直。
尊氏の元に怒鳴り込んでくるのですが、
尊氏「日頃の傍若無人の行いが、どれほど直義を怒らせているのかわからぬのか!?」
と言われてしまいます。
仕事はできるけど、日々の行いが目に余るものがあるので、尊氏も庇いきれないと思います。
さいごに
直義の要求通りの師直解任で、丸く収まるかと思いきや、ラストのナレーションでは「さらなる対立をまねく」との壮大なネタバレが…。
さらに兄弟間の対立は加速していくようです。
本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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