朝倉義景はどんな人?簡単解説!時代が違えば名君だった!?

歴史上の人物

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ここ一番の時決断ができず、優柔不断や無能といった評価をされることが多い武将・朝倉義景。

大河ドラマなどで朝倉義景がスポットを浴びるのは、織田信長と戦った時かなと思います。

信長の妹・お市の方の嫁ぎ先である浅井家と同盟を結んで、一時は信長をピンチに追い込みました。

 

あんまり深掘りされることがない朝倉義景。どのような人物だったのでしょうか?

評価があまり良くない人物ですが、時代が違っていれば名君と言われたかもしれないようです。

 

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朝倉義景ってどんな人?時代が違えば名君だった!?

朝倉義景、基本情報

朝倉家は室町幕府から続く、越前の名門の家柄。

義景は父の死により、15歳で第11代当主となります。

 

大チャンスを逃す!?

朝倉義景が無能や優柔不断と言われたエピソードは多々ありますが、一番有名なのはこちらではないかと。

 

「足利義昭の上洛の誘いを断った」

 

義昭の兄の将軍・足利義輝が暗殺されたことにより、義昭は朝倉家を頼って逃げてきていました。ここで、足利義昭はあの明智光秀と会ったと言われています。

 

足利義昭は再び京に上り将軍となるため、一緒に上洛してくれる大名を探していました。

幕府とも関係性が近く名門の朝倉義景に、義昭は上洛に来てくれるよう頼みます。

義景はなかなか上洛を決断することはしませんでした。

 

しびれを切らした義昭は、明智光秀の仲介もあり、織田信長に上洛の共を依頼します。

足利義昭は信長と共に京に上り、将軍職に就くことができました。

 

当時の天下は畿内を指していました。足利義昭を将軍につければ、天下取りのチャンスであり、名をとどろかすことができたのです。

 

一般的な戦国武将のイメージって、みんなが天下取り目指して頑張っているようなイメージがあるかと思います。

そんなイメージがある中、天下取りの絶好のチャンスに決断できなかった義景は、優柔不断や無能といったイメージつながっていったように思います。

 

京以上に栄えていた越前の一乗谷

越前の一乗谷というところに朝倉氏の館がありました。

一乗谷には応仁の乱後、京から多くの僧や公家が避難してきていました。

その影響で、一乗谷は文化的に繁栄を極め、その繁栄は京以上だったようです。

 

そういった土地を安定的に統治していたのが朝倉家でした。

各地から僧や公家、足利義昭や明智光秀なども朝倉家を頼って、逃れてきています。

多くの人を受け入れることができる豊かな家であったのではないでしょうか。

 

朝倉義景自身も文化的な教養に優れていたと言われています。

 

茶道に凝り、高価な茶器を所有していたと言われています。

画家のパトロンみたいなこともしていたそうです。

絵画、歌道、和歌、連歌、猿楽、作庭などの数多くの芸術が好きだったと言われています。

 

時代が違えば名君だった!?

・多くの人物の受け入れが可能な国

・文化的に繁栄を遂げさせ、自身も文化人としての教養があった。

・そういった国を安定的に統治していた。

 

軍人として判断力や行動力はなかったかもしれません。

しかし、上記の部分だけを切り取ってみると、戦のない江戸時代などであれば、

名君と言われた可能性があるかもしれないと思いました。

 

まとめ

文化的な繁栄を遂げた地方都市を安定的に治めており、自身も文化的教養を備えていた朝倉義景。平和な時代であれば、文化を発展させた大名として名君の評価を受けたかもしれません。

 

足利義昭の上洛を断ったことで、優柔不断などの評価に繋がっている朝倉義景です。

後の歴史を知っていると、「何で上洛をしなかったんだろう?」という想いになります。

 

しかし、実際に当時を生きていた朝倉義景は後の結果を知ることができません。

朝倉義景の判断としては、上洛したほうがリスクが大きいと考えたのではないでしょうか。

 

上洛した場合、松永久秀と三好三人衆との対決は避けられなかったと思います。

 

そういった情勢もあったので、

朝倉義景は下手にリスクを冒すのではなく、「安定」を選択したのではないかと思います。

 

本日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

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