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2019年の大河ドラマいだてんも最終回を迎え、来年2020年からはいよいよ戦国ファンお待ちかね明智光秀が主役の『麒麟がくる』が始まりますね。
麒麟がくるの放送を控え『あの日 あのとき あの番組 「大河ドラマで探る 明智光秀の魅力」』という番組が放送されていました。文字通り、過去に放送された大河ドラマから明智光秀の魅力を探る番組です。
光秀の魅力を探るのに選ばれた過去の大河ドラマは、1996年放送の『秀吉』。
「比叡山焼き討ち~本能寺の変」に至るまでの光秀を中心としたエピソードがおおよそ40分程度に再編集されていました。
『秀吉』で明智光秀を演じられていたのは、村上弘明さん。明智光秀のイメージはわたしの中では、村上弘明さんの印象が強いです。
今回は史実は一旦置いて、大河ドラマ『秀吉』の明智光秀からその人物像に迫ってみたいと思います。
大河ドラマで探る、明智光秀の魅力、その人物像とは?
比叡山焼き討ち
エピソードの1つとして、比叡山焼き討ちがありました。
織田信長(渡哲也さん)から重臣たちに、比叡山の焼き討ちを行うことが伝えられるんですが、みんな見るからにドン引きなんですよ。どこまでも信長についていきそうな羽柴秀吉(竹中直人さん)もドン引きです(笑)
明智光秀(村上弘明さん)が信長に意見します。比叡山には伝統があり、焼き討ちすべきでないことを訴えます。そして、あの秀吉も意見します。この時は、光秀でなく、秀吉が信長にボッコボコにされます(汗)
「地獄など人の作った絵空事」
「神仏を信じるな」
「何1つ怖くない」
と家臣たちに言い放ち、その場を去る信長が印象的でした。渡さんの存在感と相まって凄まじい迫力の信長です。まさに、神をも恐れぬ信長として描かれています。
このシーンを見て、光秀は冷静に理論的に意見を述べることができる人という印象です。
比叡山焼き討ちのシーンでは、涙ぐんでいるような光秀が印象的でした。
当時、光秀を演じられていた村上弘明さんが番組にゲスト出演していました。比叡山焼き討ちのシーンを演じるに当たり、光秀の感情を無にし、淡々と目の前のことをこなすというようなことを意識されたそうです。
確かに、自分がやりたくないことをするときは、自分の本当の感情を殺して無感情にならないとやってられませんからね。
人質となっていた光秀の母の処刑
丹波平定のため、波多野氏に自らの母親を人質に出し、和睦を結んだ光秀。にも関わらず、信長は「波多野一族を皆殺しにせよ」という命を下します。そして、信長の元へきた当主波多野秀治を信長は斬ってしまいます…。結局、光秀の母は処刑されてしまいます。
当初、信長の命令を聞いた秀吉が信長に対して、「鬼じゃー!!!」と叫び、斬りかかろうとするんですね。いやあ、これはびっくりです。秀吉が信長に斬りかかろうとするとは。光秀を想う心優しい感じの秀吉。甥の豊臣秀次に切腹を命じ、一族を処刑した人と同一人物とは思えませんね(笑)
信長が光秀の元に弔問に訪れます。信長が来たと聞き、「弔いなどいらぬことじゃ」とつぶやく光秀。
いざ、信長と対面すると、
「ご相談もせず、勝手なふるまい(和睦したこと)お許しください」
「あのおなごは母ではありません」
「母ではないので、心痛は不要です」
というようなことを言います。自分の感情を押し殺し、大人な対応を光秀はします。
逆にそのことが信長の神経を逆なでし、「こざかしい奴め!!!」と信長に蹴り飛ばされてしまいます(汗)もう踏んだり蹴ったりです(涙)「なぜ、わしに食ってかからん」「恨んでおると言わん」と信長は光秀に言います。
これは光秀の精一杯の反抗なのかなと思いました。光秀としては、自分は和睦を結んで話をまとめていたのに、信長の命のせいで母を死なせることになってしまった状況です。心理として、信長の弔いは受け入れたくはないんだと思います。だから、「母ではない」という発言をしたのかなと思いました。
反抗といってもありのままの感情をぶつけることをしないのが、光秀なのかなと思いました。
光秀の人物像
光秀に抱いた印象として、「スマートな大人」という印象です。いかなる時も落ち着いていて、いわゆる大人の発言や立ち居振る舞いができるような人なんでないかなと思います。
織田家の出世頭であることからも、能力が高く、なんでもそつなくこなせるような人物像が想像できます。
反面、自分の感情を表に出すような人ではないのかなと思います。大人対応ができるということで、自分の気持ちを抑え込んでその場に合わせた対応をする、という印象です。
今回の番組を見ていると、ずっと押さえ込んでいた本来の感情が爆発して、「本能寺の変」へと至ったのかなと思いました。
信長が抱いていた光秀への想い
番組でも言われていましたが、なぜ信長は光秀にきつくあたっていたのか?
信長は光秀の能力は認めていた、しかし、人間性の部分ではあまり相性が良くなかったのかもしれません(汗)
あまり自分の感情を表に出さない光秀に対し、何か壁を感じ、もっと本来の光秀を出してほしいという気持ちが信長の中にあったのかなと。
信長自身もそのことを上手く示せないし、結局光秀の態度にイライラ、といったところでしょうか。
さいごに
今回は、史実は置かせてもらって、大河ドラマ『秀吉』から読み取れる光秀の人物像と信長との関係性を考察してみました。
自分の感情をむき出しにすることはなく、いかなる場面でもいわゆる大人の対応ができる、そんな人物像が読み取れました。
2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀を演じる長谷川博己さんはそんなイメージに近いかなと思います。しかし、「麒麟がくる」では従来のイメージを覆してくるということなので、どんな明智光秀象になるのかとても楽しみです!
本日はここまで、最後までお付き合いくださりありがとうございます!!
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