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- 90年代大河ドラマの視聴率と感想
- 「翔ぶが如く」1990年放送 主演:西田敏行、鹿賀丈史 平均視聴率23.2%
- 「太平記」1991年放送 主演:真田広之 平均視聴率 26.0%
- 「信長 KING OF ZIPANGU」1992年放送 主演:緒形直人 平均視聴率24.6%
- 「琉球の風 DRAGON SPIRIT」1993年1月~6月 主演:東山紀之 平均視聴率17.3%
- 「炎立つ」1993年7月~1994年3月 主演:渡辺謙、村上弘明 平均視聴率17.7%
- 「花の乱」1994年4月~1994年12月放送 主演:三田佳子 平均視聴率14.1%
- 「八代将軍吉宗」1995年放送 主演:西田敏行 平均視聴率:26.4%
- 「秀吉」1996年放送 主演:竹中直人 平均視聴率30.5%
- 「毛利元就」1997年放送 主演:中村橋之助(現・中村芝翫)平均視聴率23.4%
- 「徳川慶喜」1998年放送 主演:本木雅弘 平均視聴率21.1%
- 「元禄繚乱」1999年放送 主演:中村勘九郎(十八代目中村勘三郎) 平均視聴率20.2%
90年代大河ドラマの視聴率と感想
「翔ぶが如く」1990年放送 主演:西田敏行、鹿賀丈史 平均視聴率23.2%
司馬遼太郎先生の同名小説「翔ぶが如く」を原作にしています。
西田敏行さん演じる西郷隆盛と鹿賀丈史さんが演じる大久保利通が主人公の大河ドラマです。
こちらは全編鹿児島弁でして、小学生のわたしには何を言っているかさっぱりだった記憶が
あります。「じゃっとん」が耳から離れませんでしたよ(笑)
鹿賀丈史さんの大久保はよかったなあという記憶があり、大久保の最期は「やめてー」って感じでした(笑)
昨年の大河が「せごどん」でしたので、比較を兼ねて少しだけ見返したんですが、西田さんの
西郷さんが世間に広く知られている西郷さんの肖像画とそっくりで、すごい似せていたんだなと今更ながら気づきました。
重厚感満載でしたね。
「太平記」1991年放送 主演:真田広之 平均視聴率 26.0%
室町幕府初代将軍・足利尊氏を主人公にした大河ドラマです。脚本の池端俊策さんは、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」も手がけられるようです。
大河ドラマが面白いと思うようになったのが、この太平記からでした。
新田義貞の挙兵あたりからはまり始めた記憶があります。ただ、はまっていたわりに、詳細を覚えていないので、もう1度見返してみたいなと思う大河の1つです。
「信長 KING OF ZIPANGU」1992年放送 主演:緒形直人 平均視聴率24.6%
織田信長が主人公の大河ドラマです。ちなみに主演の緒形直人さんは、1990年放送の「翔ぶが如く」では、西郷さんの弟・従道を演じられていました。
演じられた緒形さんは肖像画の信長に似ていて、個人的にはイメージに合ってました。
品格漂っていて良かったです。うつけ時代の信長を演じていても緒田家の御曹司感が出ていて良かったと思います。
ちなみに秀吉は中村トオルさん、家康は郷ひろみさんでした。三英傑は、美形で固めてきたという印象です(笑)ちなみに、明智光秀は、マイケル富岡さんです。
放送当時、うちの母が「画面が暗い」とめちゃくちゃ怒ってたんですが、当時のろうそくの火のみの明かり事情を再現するため、狙ってやってたそうです。結局、クレームが相次ぎ、通常の明るさに戻されたとか…。2012年の大河ドラマ「平清盛」でも似たような話があったような。
1番インパクトがあったのは、平幹二朗さんが演じていた架空人物・加納随天でしたね。お抱えの祈祷師なんですが、信長の母・土田御前とデキちゃったりしていて(笑)。なんというか不気味なオーラがすごくて、小学生には怖かった記憶があります。信長も冷たく接しているんですが、何だかんだで本能寺の変まで一緒にいるという(笑)
語りが、宣教師のルイス・フロイスだったので、番組の締めは「オブリガード!」でした。
「琉球の風 DRAGON SPIRIT」1993年1月~6月 主演:東山紀之 平均視聴率17.3%
これは、全てにおいて異色の大河ドラマだったと思います。まず、主人公が架空の人物です(笑) この時点で今年の大河のいだてんより攻めてる感じがしますけどね(笑)
琉球王国が薩摩藩島津氏により支配されていく時代の琉球の人々を描いた内容になっています。
見てましたけど、普通に面白かったですよ。大河にしては珍しく、ボーカル入りのテーマ曲で谷村新司さんが歌われていました。ちょっと調べましたが、「階ーきざはしー」という題名でした。わたしは今でも口ずさめるくらい、なぜか覚えています(笑)
放送自体も半年で終了でした。確か、もともと決まっていた予定で、打ち切りではないはず。
「炎立つ」1993年7月~1994年3月 主演:渡辺謙、村上弘明 平均視聴率17.7%
奥州藤原氏の始まりの藤原経清(演:渡辺謙)の生涯を第1部、初代・藤原清衡(演:村上弘明)が奥州を治めるまでを描く第2部、奥州藤原氏の滅亡へつながることになる3代目藤原秀衡(演:渡瀬恒彦)、4代目藤原泰衡(演:渡辺謙2役)の時代を第3部で描く、3部構成。
これも面白かった記憶があります。当時は内容をしっかり把握しようと頑張って見ていました。平泉にも行きたくなりましたし。ドラマの緊張感も凄かった記憶があります。
第一部の主人公経清がなかなかひどいやり方で源頼義に葬られるのは、ちょっとしたトラウマになってしまいました…。
当時、野村宏伸さん演じる源義経に少し恋心を抱いていました(笑)爽やかなんですが、危うい感じが良かったです。
振り返ってみると、牛若丸とかドラマで描かれている源義経像が好きだったことを思い出しました。義経を演じる役者さんも爽やかイケメンが多いですからね(笑)
「花の乱」1994年4月~1994年12月放送 主演:三田佳子 平均視聴率14.1%
室町幕府8代将軍・足利義政の妻の日野富子が主人公。
2012年の「平清盛」までは最も視聴率が低い大河ドラマだったそうです。
確かに主人公の知名度や取り上げた時代を考えると伸び悩むの仕方ないのかもしれないですね。
わたしも見ていましたが、難しかったという印象です。
「八代将軍吉宗」1995年放送 主演:西田敏行 平均視聴率:26.4%
ご存じ暴れん坊将軍でおなじみの八代将軍徳川吉宗が主人公です。
八代将軍吉宗と言えば子役から西田さんへの交代の仕方が衝撃過ぎて、そこに全部持って行かれた感があります。
少年吉宗が疱瘡という病気になり、顔中包帯ぐるぐる巻きになるんですが、病気がよくなり、いざ包帯を外すと西田さんに変わっているという、衝撃の演出でしたね(笑)
絶対笑いを取りに来てるだろうと思いました(笑)
「秀吉」1996年放送 主演:竹中直人 平均視聴率30.5%
題名通り、秀吉が主人公の大河ドラマです。
これは、面白かったです!!竹中さんの秀吉もはまり役だと思いました。
当時も話題になっていました。秀吉は知名度も抜群ですし、特に前半は面白いように出世しますので、見ている方も楽しいですからね。視聴率も伸びるのも納得です。
秀吉の「心配ご無用!」流行りました。
高嶋政伸さん演じる弟の小一郎秀長が良かったですね。やっぱり、この人は豊臣家の要です。
炎立つに出演されていた村上弘明さんが明智光秀を演じていましたが、わたしの中の光秀のイメージが村上弘明さんで固まっているので、「麒麟がくる」でどう変わるかが楽しみです。
秀吉に関する記事はコチラです
「毛利元就」1997年放送 主演:中村橋之助(現・中村芝翫)平均視聴率23.4%
題名通り毛利元就を主人公とした大河ドラマです。
元就と言えば中国地方の覇者で、毛利一族の礎を築き、あの有名な「三本の矢」の逸話のイメージが強いです。そこから察するに、強くて、思慮深くてという武将像を想像していたのですが、子どもの頃、めちゃくちゃ悪ガキだったのでびっくりしました。まあ、信長もそんなかんじでしたけどね(笑)
少年時代を森田剛さんが演じていたので、結構周りでも見ている子が多かった記憶があります。森田剛さんから中村橋之助さんというギャップが大きかったです(笑)
史実の元就も悪ガキから中国地方の覇者へとすさまじい変貌を遂げたのでしょう。
「徳川慶喜」1998年放送 主演:本木雅弘 平均視聴率21.1%
徳川最後の将軍徳川慶喜を主人公にしたドラマです。こちらの原作は、司馬遼太郎先生です。
じつはこの作品は未視聴なんです(涙) この頃はわたしは高校くらいだと思うんですが、プチ反抗期で急に大河が見たくなくなり、1年お休みしました(笑)
前の職場の人が、「1番好きな大河です!!」と言っていたので、どうだったのかちょっと気になっています。
「元禄繚乱」1999年放送 主演:中村勘九郎(十八代目中村勘三郎) 平均視聴率20.2%
大石内蔵助を主人公にした大河ドラマです。忠臣蔵を題材にしたお話です。
一応わたしもめでたく大河に復帰いたしました。
主演は今、いだてんで金栗四三を演じている中村勘九郎さんのお父さんですね。明るく、活気のある町人の生活が垣間見れるような作品でしたね。
というわけで、90年代は以上となります。
2000年代編はコチラです
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