往年の名作大河ドラマ太平記レビュー!第23回「凱旋」の感想

太平記
RonaldPlett / Pixabay

どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!

 

往年の名作大河ドラマ太平記の第23回「凱旋」の感想です。

 

150年あまりにわたり、君臨した鎌倉幕府は滅亡。

北条一族滅亡の知らせを受けた後醍醐天皇(片岡孝夫さん)は上機嫌のまま、京へ戻った。

帝へ拝謁する高氏(真田広之さん)。帝から武士の束ねを任せられる。

後醍醐天皇の皇子・護良親王(堤大二郎さん)は、高氏を「第二の北条」と敵視し、新たな火種がすでにくすぶり始めていた。

 

 

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往年の名作大河ドラマ太平記レビュー!第23回「凱旋」の感想

後醍醐天皇

北条高時自害、北条一族滅亡の文を見て、笑いの止まらない後醍醐天皇。

まさに、「笑いすぎて腹痛い状態」といった様子。

 

北条一族の最後の意地で「滅びの美学」を見せつけられた視聴者としては、この後醍醐天皇の大笑いは、ちょっとなあという感じです。

 

まあ、気持ちはわかりますけど、もう少し厳かに受け止めてほしかった。

というのが、個人的な感想。

 

まあ、嬉しい気持ちはわかりますけどね。

 

後醍醐天皇の初登場時の雅を絵に描いたような頃の印象とは、少し変わったなーという感じです。

挙兵や島生活を経ているので、変わるのも当然ですね。

その辺の微妙な違いを出している役者さんの演技が素晴らしいなと思います。

 

ありがたいお言葉をかけ、高氏や楠木正成(武田鉄矢さん)を痺れさせるあたりは、さすが。笑

 

護良親王

俄然、存在感を増し始めた護良親王。

 

演じている堤大二郎さんの目力と大きな通る声が印象的です。

 

せっかく勝利を収めたにも関わらず、護良親王は高氏が気に入らず、京へ戻ろうとしません。

 

高氏が京の再建のためにいろいろ動いているのも気にくわないし、「所詮東国武士でしょ!?」という感じのようです。汗

終いには、高氏を「第二の北条」と敵視します。

 

高氏が何をした!?という感じなのですが…。

 

天皇中心の新政を行って行くにあたり、それだけ高氏が力を付けるのを懸念していたということかと思います。

 

北畠親房(近藤正臣さん)からは、自重を促されますが、当のご本人は全くその気が無いようです。

後醍醐天皇にとって「自分と高氏のどっちが大事か見極める!」息巻いていました。

 

「わたしと仕事にどっちが大事なの1?」というドラマとかに出てくる彼女を思い出しました。笑

 

高氏と護良親王は、立場というかポジションが違うので、比べる対象ではないように思うのですが…。

 

数日後、後醍醐天皇の使いが護良親王を訪ねます。

 

護良親王に対し、もう一度、比叡山の天台座主に戻るよう伝えます。

 

これに、護良親王は大激怒!!!

 

まあ、気持ちはわかりますよ。

乱が終わったら、また僧侶に戻れと言われても…。

何だか、都合良く扱われているように思うのも無理ないかな。

 

護良親王は、「高氏を討つなら言うとおりにする」と使者に伝えるのでした。

 

征夷大将軍

使者は戻って、後醍醐天皇に護良親王の言葉を伝えます。

 

さすがに高氏を討つことはできませんが、このままでは護良親王の怒りが収まりません…。

 

苦肉の策として、とりあえず護良親王「征夷大将軍」に任命することに。

 

これを知った高氏、直義(高嶋政伸さん)、高師直(柄本明さん)はショックを隠しきれません…。

高氏は「帝の新政が見たいのじゃ」と健気に耐えようとしていますが…。

 

直義は、「征夷大将軍は頼朝公以来、源氏の棟梁が就く職なのに…」と呆然…。

 

師直に至っては、

「北条殿に背いたのは、足利一族や武士の行く末を思ってのことだったのでは?」

「担げる帝であれば誰でも良かったのでは?たとえ木の帝であれ、金の帝であれ…」

と不敬発言まで出て、高氏に怒られます…。

 

征夷大将軍に対する、帝側と足利側の想いの違いが表れていたように思います。

 

口には出していませんが、源氏の棟梁として、高氏自身も家臣たちも高氏が征夷大将軍に任じられると思っていたと思います。

後醍醐天皇からも「武士の束ねを任せる」と言われてましたからね。

 

この結果は、師直以外にも一族、家臣の不満が出てくるのは避けられなそうですね。

 

さいごに

鎌倉幕府の余韻に浸る間もなく、新たな火種が出てきましたね。

 

次回は「新政」

いわゆる「建武の新政」っていうやつですかね。

後醍醐天皇の政治手腕が試されるときが来ました。

 

そして、新たな火種はどうなってゆくのか。

 

今後も目が離せませんね。

 

本日はここまで。最後まで、お読みいただきありがとうございました!

 

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