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往年の名作大河ドラマ太平記の第28回「開戦前夜」の感想です。
後醍醐帝(片岡孝夫さん)に「鎌倉派兵」を願い出るため、参内する足利尊氏(真田広之さん)。
尊氏の参内を聞いた阿野廉子(原田美枝子さん)は尊氏を帝に拝謁させず、自らが尊氏と面会。
尊氏の願い出を後醍醐帝に口利きするかわりに、護良親王(堤大二郎さん)を討つことを示唆する。
根回しを嫌う尊氏は、廉子の申し出を無視し後醍醐帝に拝謁。帝に本音をぶつけ、何とか派兵の許しを得ることに成功。
しかし、このことが新たな戦のきっかけになろうとしていた…。
往年の名作大河ドラマ太平記レビュー!第28回「開戦前夜」の感想
尊氏 VS 後醍醐帝
今回のメインは尊氏と後醍醐帝の直接対決シーンかと思います。
「公家だけでは東国を治められない」と訴える尊氏。
後醍醐帝にとっては、自身の掲げている「公家一統」を否定されたようなものです…。
もう、大激怒の後醍醐帝。
「公家も武家も派閥同士で争っていたら国なんか治められない」とさらに尊氏は訴えます。
後醍醐帝としては、武家の束ねは尊氏に任せたつもりなので、武家の派閥争いは尊氏のせいだと憤ります。
これに対し尊氏は、
「武家は力あっての武家」
「関東1つ任せられない武家に他の武家がなびきましょうや」
と力説。
このあたりは、話の持って行き方が上手いなーと思います。
後醍醐帝は1番の懸念事項を尊氏にぶつけます。それは、
「北条のようになるつもりではないのか?」というもの。
これに対し尊氏は、
「肩が凝るだけなので、天下を率いようとは思わない」
「強いことを言うのも性に合わない」
「戦でもよく迷う」
「ただの臆病者」
と、自分の弱い部分もさらけ出します。
自分の弱い部分をさらけ出すって、意外とできないですよね。
人って、どうしても自分を良く見せたいものですし。そこそこの立場の人なら余計に…。
本作の尊氏は、こういう部分で人の心を掴むのかなと思います。
さっきは大激怒していた後醍醐帝もすっかり機嫌を良くします。笑
怒ったり笑ったり、忙しいお方です。笑
護良親王
足利の鎌倉派兵は、新たな戦の火種となりつつありました。
護良親王が黙ってはいません!
足利の鎌倉派兵について、護良親王は「足利はいずれは北条のようになるつもりだ」と怒りが収まりません。
新田義貞や楠木正季などの派閥の武士を集め、
「足利と戦じゃ!!」
と宣言します。
それにしても、ストーリーには直接関係ないんですが、護良親王の動きが激しい。笑
向きを変えるだけでも、華麗にターン!
このダイナミックな演技にハマりそうです。笑 目力も凄いですし。笑
今回の冒頭では、弓矢の鍛錬のシーンもありました。
将軍って感じがして、かっこ良かったですね。
新田義貞
護良親王が「足利と戦じゃ!」と盛り上がっているとき、一言も発しない新田義貞。
護良親王に同意を求められているのに答えず、代わりに弟の脇屋義助が答えてました。
新田義貞の本心として、「帝以外の支配を受けたくない」という想いが明かされていました。
本音としては護良親王にも従いたくないんです。
「これまで北条や足利など、新田は他人の顔色ばかり伺って生きてきた」という想いも明かされていました。
これまでの苦労が忍ばれます。涙
護良親王は戦に突き進もうとしてますが、新田義貞がどんな動きをするのか気になります。
敵か味方か
相変わらずの狸ぶりを発揮する佐々木道誉。
右馬介調べで、戦になったら護良親王に付くと言っていたことが、尊氏の前で明らかにされてしまいます。汗
「尊氏のためにあえてそうした」
という道誉。
護良親王に戦を起こさせ、それを尊氏に迎え討たせる作戦だと。
護良親王がいては武家はまとまらないし、後醍醐帝も政には先はない、と考えている道誉。
尊氏に天下を取らせるための下地作りをしていると打ち明けます。
うーん、道誉は何を言ってもうさんくさいからなー。笑
すっかり盟友となりつつある尊氏と道誉。
この2人は、キャラが全然ちがうから。逆に上手くいくのかな、と思いました。
自分と真逆の人だと「この人はこういう人だから仕方ない」という感じで、一歩引いて見れるというか、諦めがつくんじゃないかと思います。
さいごに
尊氏VS後醍醐帝、引き込まれました!
個人的には、護良親王がお気に入りになりつつあります。笑
でも、次回は護良親王は逮捕?されてしまうようです。
次回第29回は「大塔宮逮捕」です。
次回も見逃せませんね。
本日はここまで。最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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