いだてん~東京オリムピック噺~ 第39話「懐かしの満州」感想

いだてん
Gellinger / Pixabay

どうもみやです。本日もお越しくださり、ありがとうございます!

 

10月13日放送のいだてん第39話「懐かしの満州」について感想を書いていきたいと思います。

 

今回はまさかの金栗四三、田畑政治の2大主役がほぼ登場しないという回でした。

 

古今亭志ん生(美濃部孝蔵)と五りん父・小松勝の満州での出会い、その関わりを中心に描いた回でした。

 

第1話で五りんが持っていた「志ん生の富久は絶品」と書かれた絵はがきの謎がついに明かされる伏線回収回となりました。

 

古今亭志ん生の中心回、伏線回収回ということで、作者さんが1番書きたかった回ではないかと個人的に感じました。

 

前回の第38回の感想はこちらです。

いだてん~東京オリムピック噺~第38回感想と祖父の戦争
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いだてん第40回の感想はこちらです。

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いだてん第39話「懐かしの満州」あらすじと感想

あらすじ

脳出血を起こして倒れた古今亭志ん生(ビートたけし)は一命を取りとめ、弟子の五りん(神木隆之介)に戦時中に満州に慰問興行に言ったときの話を語りはじめる。

時は終戦から3ヶ月前。古今亭志ん生(森山未來)に満州慰問の話が持ち上がる。

酒の飲みたさに満州行きを決める志ん生。三遊亭圓生(中村七之助)と満州を回っていた志ん生だったが、ここで五りんの父・小松勝(仲野太賀)と出会う。やがて、終戦を迎えソ連が満州に攻め込んでくる。

 

感想

満州は安全?

「空襲もない」「酒も存分に手に入る」ということで、空襲のある東京にいるよりは、満州に渡ったほうが安全という考えも少なからずあったようです。

 

結果がわかっている後生の人間からすると、日本に残っていたほうがまだ良いのでは、と思います。しかし、当時の情勢を考えると、

 

正確な戦況が国民に伝わっていない。

自国への誇りもあり、日本が負けるとは誰も思っていない。

 

ということがあり、空襲のある東京よりも満州のほうが安全という結論に至るのかなと思いました。

 

五りんの父の最期

五りんの父の最期については、第1話でネタバレされていたので生き延びれなかったのはわかっていましたが、最期がどんなものだったのかはわかりませんでした。

 

志ん生が五りんの父の助言?を受け、熱のこもった「富久」を披露するんですが、聞いているうちにどんどん走りたくなってしまって、五りん父は外に飛び出してしまいます。

 

終戦になって、ソ連の占領下になっている状況です。無法地帯の夜の街でランニングしちゃだめでしょという真面目な感想が第一にでてしまいました。

 

案の定、ソ連兵に見つかり逃げるのですが、逃げ切れず銃殺されてしまうんですね。外に出なければ、生き延びれたかもしれないと思い、残念でしたね。

 

 

でも、オリンピックへの出場への道もたたれる、家族にも会えない、日本にも帰れないというこで、鬱憤がたまっていて、思い切り走りたかったのかなと。

 

そんなことを考えると、この展開はこれはこれでアリなのかなと思いました。

 

オリンピックと戦争を描くにあたり、金栗さんでも田畑さんでもなく、現役のオリンピック世代でなおかつ徴兵される年代でもある五りんの父を通して描くことは必要なことだったのだなと思います。戦争がなければ、普通にオリンピックに出てた人ですからね。

 

笑いが救い?

いろいろなところで笑いを取りにきて、賛否両論のある作風かとは思いますが、

前回、今回と重い内容でしたので、見ている側としても本作の作風に救われました。

箸休めシーンは必要ですね。

 

まとめ

視聴した方それぞれ、いろいろな感想が出た回なのかと思います。

 

次回からはいよいよ、1964年の東京オリンピックに向けてラストスパートですね。

 

最後まで見届けたいと思います。

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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